今回は、嘘と冗談の違いです。
まず初めに、嘘と冗談の違いについて
「嘘」は、人を騙す時に使われます。
「冗談」は、人を笑わせたり喜ばせたりするときに使います。
冗談は時として嘘つきと判断される時があります。
事例
とても心優しい気さくな、おじいさんがいました。
おじいさんの日課は図書館へ行き、小さな子供に絵本を読み聞かせることでした。
おじいさんは図書館が休みの日以外は必ず、子どもたちの為に絵本選びをしておりました。
子どもたちに絵本を読み聞かせている間で時折、冗談を言うのです。
子どもたちはそれを聞くたび嘘だ~と笑いながらはしゃぐのでした。
ここで、ふと疑問に感じませんか?
・おじいさんは、冗談で言っています。
・子どもたちは、嘘だ~と言っております。
この食い違いは、どうして生まれたのでしょう。
大人としては、冗談で言ったつもりでも子どもからすれば真に受けて
嘘だと捉えてしまうケースです。
おじいさんは子どもたちから嘘つきおじいさんと呼ばれ
それでも、毎回のように絵本を読み聞かせては冗談言うのを欠かせません。
ある日、子どもたちの保護者からこんなクレームが寄せられました。
わが子に嘘を教え込むのは止めていただけないかしらというものでした。
それを聞いたおじいさんは、申し訳ありませんと返答するのです。
それからというものおじいさんは図書館へ足を運ぶの止めてしまうのです。
子どもたちには、図書館の職員からおじいさんは少しお休みするのでと言い聞かせるです。
その日から、子どもたちは元気がなくおじいさんのことが気がかりで千羽鶴を折ろうと試みるのです。
その様子を見ていた親御さんは、子どもからおじいさんについての話を聞くのです。
子どもたちは、口をそろえてこういうのです。
あのねぇ~おじいさんはね~嘘ばっかり言うけど悪い人じゃないよ~と
それに、みんなの人気者さ
親御さんそこでハッと気づくのでした。
「嘘」を言っているのではなく「冗談」を言っているのだと
すぐさま、保護者全員でおじいさんに謝罪しに行くのでした。
おじいさんは、何のことか分からずただ唖然とするばかりです。
それ以降、おじいさんはまた子どもたち絵本を読み聞かせることが出来たのでした。
まとめ
「嘘」は、悪意がある言葉(ただし全てとは限らない)
例 :腹痛で弱っているところ友人に本当は大丈夫じゃないのに
気を遣って大丈夫ですと言ってしまう時など
「冗談」は善意ある言葉
例 :友達と笑わせて、ふざけ合ったりするときなど
冗談は、時として嘘と捉えてしまう場合がある。
大人からしてみれば冗談としか思えない事でも
子どもからしてみれば冗談のつもりが嘘と勘違いしてしまう場合も
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